基本方針について
多様性を尊び、生徒の多様なニーズに応えることのできる教育環境の整備に努めます。また、広域通信制高等学校の柔軟性を活かしたカリキュラム編成と、個に応じた授業支援や個別対応の充実により、多様な支援ニーズのある生徒がともに自立に向けて学ぶ、開かれた学校づくりを目指します。


我が国は、社会環境が大きく変化し、これまで以上に厳しい挑戦の時代を迎えるものと考えています。このような中、教育には、高い志と理想を持って、困難に立ち向かい克服していくための力である「生きる力」を育むことが求められています。そのために、一人一人が自己の持つ個性や能力を最大限に発揮し、様々な可能性を伸ばしていくことが必要です。さらに、未来を担う子どもたちを持続可能な社会の創り手として育むため、学校教育においてESD(持続可能な開発のための教育)を推進するとともに、「誰一人取り残さない社会の実現」というSDGs(持続可能な開発目標)の理念の実現を目指して、教育活動の充実に取り組んでいきます。
多様性を尊び、生徒の多様なニーズに応えることのできる教育環境の整備に努めます。また、広域通信制高等学校の柔軟性を活かしたカリキュラム編成と、個に応じた授業支援や個別対応の充実により、多様な支援ニーズのある生徒がともに自立に向けて学ぶ、開かれた学校づくりを目指します。
重点目標

Ⅰ.生徒一人一人のニーズに応じた学力向上と進路指導の推進
Ⅱ.生徒の思いに寄り添い、自己実現を図るための教育相談体制の充実
Ⅲ.広域通信制高等学校として、より質の高い教育の提供と実践の発信
具体的方策
生徒の実態を把握し、広域通信制高等学校の特長を踏まえ、教育目標の実現に必要な教育内容を組み立てること、実施状況を評価して改善を図ることなどを通して、組織的かつ計画的に教育活動の質の向上を図る。
Ⅰ.生徒一人一人のニーズに応じた学力向上と進路指導の推進 |
●わかる喜びを実感させる授業を行い、基礎学力の定着を図る ●生徒が主体的に考え、学ぶ意欲を高める授業改善に努める ●授業の動画配信を計画的・定期的に更新し、生徒へ積極的な活用を指導する ●特別活動の活動目標と内容の精選、年間計画の作成と適切な実施に努める ●基礎学力定着のために、チャレンジプログラムを積極的に活用する ●新学習指導要領を踏まえ、多様な学びに対応するための教職員研修を推進する 他 |
Ⅱ.生徒の思いに寄り添い、自己実現を図るための教育相談体制の充実 |
●教育相談部主任を中心に、SC、SSWと情報を共有し、問題の早期発見・早期対応に努める ●非活動生徒を把握し、学年団と教育相談部との情報共有と早期対応に努める ●教育支援計画に基づき、個に応じた授業支援、学びなおし支援を推進する ●生徒理解を深め適切な指導に資する研修を推進し、職員の資質向上を図る ●教育、医療、福祉などの関係機関との連携を強化する 他 |
Ⅲ.広域通信制高等学校として、より質の高い教育の提供と実践の発信 |
●NPO法人ゆめ未来支援協会との連携による不登校支援を継続する ●関係機関(教育・福祉)や企業との連携強化と職場体験の企画・運営に努める 他 |
実績報告

Ⅰ.校内居場所カフェ「ゆめカフェ」
こころ未来高等学校の談話コーナーは、月に2回「ゆめカフェ」(校内居場所カフェ)へと変身し、無料カフェとして生徒たちへ開放されています。生徒たちは関係団体のスタッフと交流しながら、学校の先生がいない空間で気軽に話や相談をすることができます。
生徒のなかには、居場所がないと感じカフェにやってくる生徒がいます。また、卒業後に学校や就職先といった「所属」を失ったまま孤立し、支援につながれなくなる生徒もいます。このような状況は
引きこもりにつながったり、ネットに居場所を求め何らかの事件・事故に巻き込まれたり、と様々なリスクと隣り合わせでもあります。
カフェが掲げるのは、生徒たちへの明るい未来を形成する「予防支援」。月に2 回無料でおにぎりやお菓子、飲みものをいただきながら、穏やかな時間を過ごすことができます。

Ⅱ.特定非営利活動法人全国ゆめ未来支援協会との連携
不登校、ひきこもり、ニート状態にある子どもたちが健全に育ち、社会の一員として責務を担っていけるように、各関係団体や専門家、教育機関、行政とのネットワークを構築して、情報提供やアドバイスなどをおこなっている特定非営利活動法人全国ゆめ未来支援協会と連携を図り、本校生徒の事例検討や、生徒がイベントや講演会にボランティアで参加したりするなどの活動をおこなっています。
Ⅲ.地域との交流
(1)特別養護老人ホーム三重の里を訪問し、本校生徒(ビューティ選科受講生)によるメイク・ネイルを楽しんでいただく活動をおこないました。



(2)地域の学童保育に通う小学生を招待し、本校生徒(ビューティ選科受講生)によるハロウィンメイク・ネイルを楽しんでいただく活動や、生徒会による手作りゲームなどを通して、地域交流をおこないました。んでいただく活動をおこないました。




Ⅳ.SDGs教職員研修会
『SDGs』について教職員が正しく理解するため、文部省(現:文科省)
や国連でご活躍の後、現在、本校の理事などご尽力いただいている
溝田 勉先生に講師をつとめていただき教職員研修会をおこないました。