校長 平山校長

校長  平山サナエ

広域通信制高等学校として多様性の尊重を中核に据え、生徒とともに歩みを進めて8年目を迎えました。
職員が常に心がけていることは、心の声に耳を傾けて聴くことと、生徒の思いに寄り添いながら同じ歩調で歩むことです。

本校の特長は、個々の目標に応じた学び方を選択できることですが、教科とは別に専門分野を学んだり、バンド演奏やダンスレッスンで表現する喜びを味わったり、自分で選択して受講することができる各種の選択授業があることも特長の一つです。
自ら選択し、自主的に学ぶ経験を積み重ねることで、自己決定する力が養われます。活動を通してなりたい自分を発見し、未来に夢や目標をもって主体的に生きる意欲を育てることをめざしています。

情報通信技術の急速な進化は、私たちの暮らしや教育、職業、生き方までも変えつつあります。
自学自習が基本の通信制課程においても、教材のデジタル化や情報端末の活用など学び方への対応が急務です。ネット環境さえ整えば、情報が容易に検索、収集、発信できます。この便利なツールを適切に活用するために、より深く言語を理解し適切に表現する力が必要です。学びたいと思ったときが挑戦のチャンスです。
自己を見つめなおし、新たな自分を発見し、夢を実現させるために一緒に学びを深めましょう。

校長  梶原 恵(令和7年度4月着任予定)

校長  梶原 恵

VUCA (変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代、子どもたちを取り巻く環境もめまぐるしく変化しており、 教育界も2020年度の大学入試改革を筆頭に、日本の教育の「あり方」が大きな変革期を迎えています。
通信制高校の需要が急速に高まると同時に、不登校児童生徒数も年々増加の一途をたどっているため、「不登校」の増加と「通 信制高校」の需要が比例して、あたかも完全にリンクしているように見られがちです。しかし私は必ずしもそうではないと思っています。

社会が求める人材や社会の仕組みの多様化が子どもたちにも影響し、通信制高校の「学び方」が前向きな選択肢の一つとして、選ばれているのだと思います。高校生活を自分色にカスタマイズし、「人」としての広さや深さを学ぶチャンスにあふれている通信制。一つ一つの課題を自分で見つけ、自分にとって最適または納得できる答えを探究する通信制。自分なりの「正解」を導くことは容易ではありませんが、模索しながら葛藤することが、自立や成長の大きな一歩となります。

日本全国のサポート校は、そんな皆さんの模索を支援し、葛藤に寄り添うために安心で安全な場つくりを目指しています。それぞれ特徴あるサポート校で皆さんが自分色を作り出し、高校生活というキャンバスに「自分」を描いていけるように、私たちは全力でサポートし、応援し続けます。
こころ未来高等学校と関わることが、皆さんにとっての「スタート」のきっかけとなったら嬉しいです。
※VUCA (ブーカ): 変化が激しく、あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来予測が困難な状態